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皮膚病の話

その5

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実際の症例


それでは、実際の症例を見ていくことにしましょう。

下の写真は、ラブラドールレトリバーのメス。
当時5歳でした。避妊手術はしていません。

半年前から脱毛と痒みが見られ、ほかの病院で手当てを受けていました。

抗生物質やステロイド剤の治療を受けていましたが、良くなりませんでした。

寄生虫などの検査でも特に異常は見られなかったということでした。

アレルギーの検査では、数多くの抗原に対して陽性反応が見られたということで、食餌はZ/Dを食べていました。

下の写真は、そのときの様子です。
全身の痒みが辛そうで、被毛の下には、たくさんの湿疹が見られました。


全身の姿です。あちらこちらに、脱毛が見られ、皮膚はゴワゴワに硬くなっています。
ずっと痒そうにしている姿が痛々しいです。



背中の毛はツヤが無く、色も黒ではなく茶色っぽく変色しています。
少し大きめのフケがたくさん見られ、皮膚全体のコンディションの悪さは、遠目にも見て取れます。


目の周りに脱毛が見られます。
顔の毛は、色が抜けて少し白っぽく見えます。
涙がこぼれ落ちてくるのも、栄養不良のために起こる出来事です。


肘の前方部分です。脱毛が著しく、皮膚は硬くなっています(苔癬化と言います)。
この部分の病変は、非常に特徴的なので、病気の分類には非常に役に立ちます。



一番目立つ病変が、この首の部分の病変で、脱毛、苔癬化(硬くなること)、痂皮形成、皮膚の色素沈着などが見られました。



顎の下(左)の写真です。皮膚のコンディションは悪く、化膿しているため、悪臭を放ち、痒みを生じ、自分で掻きむしるために、病変がさらにいっそう悪化しています。また、苔癬化が見られ、角質層の形成がうまくいっていないことが伺われます。


胸の部分の脱毛病変です。
「パッチー」な脱毛と呼ばれています。この脱毛斑の下には、右の写真のような、紅斑が見られました。


胸の脱毛斑の拡大写真です。毛根部が広範囲に炎症を起こし、赤く腫れています。
毛根から浸出液が出ているため、病変に感染を引き起こし、事態をさらに悪化させています。


治療

このワンちゃんの治療は、抗生物質、ステロイド、免疫抑制剤を一切使わず、コラーゲンなどの栄養剤の補給だけを行いました。

食餌は、ドッグフードの給餌をやめ、全て手作りにしていただきました。
手作りの食餌は、人が食べている物と全く同じもの、ただしタマネギだけを避けていただきました。味付け、塩味、甘いもの、揚げ物、何でもOKです。

アレルギー検査で陽性になったものは、とりあえず控えめにしていただきましたが、別段制限する必要は有りませんでした。後日、制限は解除しました。


 


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