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ホーム 犬のページ 外耳炎の話 その3
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外耳炎について

その3

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外耳炎対策の栄養補給

では実際の栄養補給を紹介していきますが、誤解が無いようにいま一度次の事を確認しておきましょう。

外耳炎の原因は様々です。
アトピーや、自己免疫病のような難しい病気でも起ります。
ですから、栄養補給で全ての外耳炎が治るわけではありません。

しかし、栄養補給には費用も大して掛かりませんし、元来食品ですから、安全性にも優れています。
難しい検査や高額の治療の前や合間に行ってみるという位置づけで考えて頂くのが良いでしょう。

それを踏まえたうえで、栄養補給を考えていただきたいと思います。


脂肪酸

さて、それでは、必須脂肪酸の補給ですが、ワンちゃんの必須脂肪酸はリノール酸です。
リノール酸と言うのは、大豆油、なたね油、コーン油などに多く含まれる油です。
逆に、今流行のオリーブ油や、キャノーラ油にはあまり含まれていません。

栄養補給に使う油は治療目的ですから、新鮮な良質なものを使われると良いでしょう。具体的には、日清のサラダ油や昭和のてんぷら油などが良いと思います。

与える量は、皮膚病学の教科書では体重10kgあたりティースプーン1杯が良いと書かれています。

しかし、いままで良質とはいえ、油をあまりとってこなかったワンちゃんには、もう少し少ない量から始めたほうが無難なようです。

また、フードや食餌にかけるような使いかたよりは、揚げ物や炒め物などのように食材に吸収されている形の方が、消化管には優しいので、サラダ油で炒めた物や、てんぷら油で揚げたものが比較的使いやすいようです。


亜鉛

次に亜鉛ですが、先にも述べたとおり、主な原因はおやつである事が多いので、おやつはお休みして頂く必要があります。

また、おやつの影響は長ければ3週間ほど続く事もありますので、気長に構えていただかないといけません。おやつの影響は、思った以上に強力で、おやつを続けたままでの栄養補給では、ほとんど歯が立ちませんので、おやつを続けるならば、栄養補給は意味が無いと思ってください。

さて、実際の栄養補給の方法ですが、まず亜鉛を多く含む食材としては、うなぎ、カキ(牡蠣)、レバー、海藻類などが良いでしょう。お魚なども良いのですが、少し時間がかかるかもしれません。

亜鉛の多い食材は、えてしてお腹をこわしやすいので、ごく少量から始めてください。最初は指の肉球の大きさくらいから始めて、後には足先くらいを与えるようにすると良いでしょう。