Ai Animal Hospital
ホーム 犬のページ 食餌の話 フードの話 栄養不足−その3
ホーム
  病院のページ
  犬のページ
   皮膚病の話
   外耳炎の話
   肥満細胞腫
   てんかん
   食餌の話
     食餌の話−はじめに
     人間食ーその1
     人間食ーその2
     人間食ー塩1
     人間食ー塩2
     人間食ーオイル1
     人間食ーオイル2
     人間食ーオイル3
     フードの話ー不足1
     フードの話ー不足2
     フードの話ー不足3
     フードの話ー不足4
  猫のページ
   猫下部尿路疾患
  
  
  
 
 


食餌の話


<戻る   次へ>


ドッグフードの足りない栄養素の話 その3



2番目の問題は、フードのメーカーが、必要ないとして故意に取り除かれた栄養素です。

この中で、一番の典型は、マグネシウムです。
マグネシウムは、かつてストラバイト結石の原因であると信じられていた為に、少なければ少ないほど、良いフードと言うイメージがあります。

しかし、今ではストラバイト結石の原因が他にあることが分かっている為に、マグネシウムを減らすことには、何の意味も無くなっているのです。

にもかかわらず、いまだにマグネシウムの少ないフードは良いフードと言うイメージが残っているのは、その無意味さが消費者に伝わっていないからです。

消費者の側に、マグネシウムの少ないフードを買いたいという要求があれば、それに合わさざるを得ないのです。

つまり、過去に撒いた種が災いして、メーカーが無意味な方向性を修正できないでいるのです。

一方で、心臓病や、いくつかの成人病の研究では、病気の原因がマグネシウムの不足によるものではないかと考えられています。

すなわち、マグネシウムの無意味な制限は、かえって病気を誘発する可能性があるのです。

ですから、このことは一刻も早い修正が望まれるところなのです。

マグネシウムの不足と対を成すような問題が、カルシウムの過剰です。

カルシウムは、健康サプリの代表のような存在で、多ければ多いほど健康であるようなイメージがあります。

しかし、残念ながらカルシウムの過剰は、著しく健康を損なうことが分か
ってきています。

特に、カルシウムの過剰が、マグネシウムや亜鉛などのミネラルの吸収抑制を起こすことは良く知られています。

大型犬種への子犬用フードの給餌は、カルシウム過剰によって、骨形成に重度の問題を起こすことが疑われており、今では好ましくないとされています。

今まで、カルシウムとリンの比率は、1対1.4が一番望ましいと言われていたのは、一体何だったのでしょうか?

そうなると、ドッグフードの原料である、悪名高き肉骨粉のカルシウム・リン比率が、1対1.4であるのは、単なる偶然とは思えなくなってしまいます。

その他にも、塩分や糖分など、必要最小量が明確でないまま制限されている栄養がたくさんあり、かえって健康を損なっている例はたくさんあるのです。


足りない栄養素の話は、まだ続きます。