Ai Animal Hospital
ホーム 犬のページ 食餌の話 人間食 塩の話1
ホーム
  病院のページ
  犬のページ
   皮膚病の話
   外耳炎の話
   肥満細胞腫
   てんかん
   食餌の話
     食餌の話−はじめに
     人間食ーその1
     人間食ーその2
     人間食ー塩1
     人間食ー塩2
     人間食ーオイル1
     人間食ーオイル2
     人間食ーオイル3
     フードの話ー不足1
     フードの話ー不足2
     フードの話ー不足3
     フードの話ー不足4
  猫のページ
   猫下部尿路疾患
  
  
  
 
 


食餌の話


<戻る   次へ(塩の話その2)>

       次へ(油の話)>


人間の食べ物を犬に与える話 塩編1



[塩」と言うと、動物にとっては「有害なもの」と、やみくもに信じておられる方が多いのですが、ちょっと待ってください。
それは、おかしくないですか?

テレビで野生の動物のことを映しているときに、ライオンやオオカミが獲物を倒して血まみれになって肉を食べている姿を見かけませんか?

血まみれの、あの「血」には大量の塩分が含まれていることをご存知でしょうか?

かたや、倒された側の草食動物も、岩塩を求めて旅をするという話はご存知ですか?


動物の具合が悪くなったときに病院に連れて行くと、点滴をしませんか?

あの点滴の液の中に大量の「塩」が入っていることを知っていますか?

塩が不足すると腎臓の数値が上がってしまうことを、知っていますか?

水だけを飲んでも脱水は解消されないことをご存知ですか?


「塩が有害」とか「減塩が健康の要」などというのは根拠のない幻にすぎません。
人の医学の中でも「減塩」から「適塩」へと考え方は変わりつつあります。

適塩という考えが非常に高度な知見を必要としていることはあまり知られていません。
健康であればあるほど適塩の幅は広がり、病気になるにしたがって、その幅が狭くなります。しかも、病気の種類によって適塩の数値は違いますから厄介な代物です。


人間の食事は、塩分が多いから動物には食べさせてはいけないと言う方がおられますが、動物に必要な塩分量の目安や、人の塩分量との違いを正確に言える人はほとんどいません。

犬は人のように汗をかかないから塩分が必要ないように言われる事もありますが、人が日常生活で汗から排出する塩分量が総排出量の10%にも満たない事はあまり語られていません。つまりほとんどは尿として排出されていて、そこのところは犬も人も変わりはありません。

人の食事に含まれる塩分量より、点滴の中の塩分量のほうがよっぽど多い事や、なぜその塩分を点滴として動物の体に強制的に入れなければならないかを理解すれば、きっと食事の中の塩分を減らすことの無意味さに気付いてもらえるものと信じています。


もうこれ以上、意味のない塩分制限で動物を死なせないためにも、ぜひ考え直してほしいものです。




<戻る   次へ(塩の話その2)>

       次へ(油の話)>