診療時間
9:00~12:00 × × ×
14:00~16:00 × × ×
17:00~20:00 × × ×

〒661-0033 兵庫県尼崎市南武庫之荘2-22-7

TEL:06-6432-1388

○:予約診療 ●:通常診療
※初診の方は、午前は11:00まで、
午後は19:00までの受付です。

食事について

  • HOME
  • 食事について

食事について

食事は本来、美味しく、楽しく食べるものであるべきだと思います。
動物たちの食事も、かつてはそうであったように…
しかし フードが発達するにしたがって いつしかそんなことは忘れ去られたように感じるのは私だけでしょうか?

人々は何かにつけてルールを作るのが好きなようで、いつしか犬や猫が人の食べているものを食べていると、さもそれが罪悪であるかのような扱いになっています。
そしてフードを与えることが正義であるかのような扱いになっているのですが、そのことが、じつは動物たちに苦痛を与え、体を壊し、時には死に追いやることさえあります。
たとえば、膵炎のように、たとえば白内障のように、たとえば椎間板ヘルニアのように・・・
腎臓病、肝臓病、神経病、皮膚病、関節疾患などなど・・・

フードが原因で起こる病気は数多くあります。
知っていれば避けることができるのですが、正しい情報でも誰かの不都合になるものは情報が統制されます。
我々が獣医療行為を行う上での根拠のよりどころとするエビデンス、つまり獣医学論文や医学論文についても不都合な真実は隠されてしまいます。


それを知っていれば、膵炎で亡くなることもないし、白内障にもならずに済むし、椎間板ヘルニアになることもなかったりします。

 

どうか多くの人がそのことに気付いて手作り食の大切さを理解して、すこしでも手作り食を取り入れて動物たちがより楽しく、美味しい食生活、健康的な生活を送れることを願っています。

手作り食を食べる犬

症状が改善しないとお悩みの飼い主様へ

栄養療法に興味はありませんか?

薬

病気の原因はさまざまですが、栄養療法で行う治療は、お薬ではその変わりができないことがたくさんあります。

栄養療法は、よく食事療法と混同されるのですが、別ものととらえた方が良いでしょう。

栄養療法はよく考えると、じつはあまり聞いたことがないのではないでしょうか?

栄養療法と食事療法を組み合わせることで、有害なものを排除し、強化するべき栄養素を集中的に与えることで からだでは大きな変化が起こります。

それは薬物治療では見られなかったような、新しい変化が期待できます。


現状を打破したいと思われたら、是非一度当院にご連絡ください。

無理に手作り食をおすすめすることはありません

ペットフードを前にした犬

ペットフードの一番のメリットはその手軽さです。
手作り食を毎日用意するのは、飼い主様にはご負担かもしれません。
仕事が忙しくて、手作り食を作る暇などないという方に無理強いする必要はありません。
でも、飼い主様自身が食べておられるその食事を少し分けて与えることぐらいはしてみませんか?
人間の食べ物を与えてはいけないなどという、間違った呪縛からは逃れてほしいと思います。
塩分を与えてはいけない、油を与えてはいけない、甘いものはいけないなど、科学的な根拠のない制限はかえって動物を苦しめ病気にしているかもしれません。
論理的な思考で判断すればよいことなのですが、先にも書きましたように 変なルールが邪魔をして、人々の自由を奪っています。
ペットフードが原因でおこる病気を数々見てきた私からすると、多少でもその危険性を緩和できることなので、飼い主様の食事を分けて与えるような行動は、おおいにお勧めするところです。


もし、何か少しでも心配であるなら、是非一度、当院にご相談ください。

手作り食をおすすめする理由

ペットフードの栄養について

ドッグフード

私はペットフードの開発のお手伝いをしたことがあるのですが、その経験からすると、作る側にとっての大きな課題は製造のコストがどれほどかかるか、という事になります。
高品質で良質な材料を選べばもちろん費用がかかります。
肉食獣の本来摂取していた栄養素量を満たそうとすれば、高いお肉を大量に用意しなければなりません。
代用品として肉骨粉などを用意しても今度はカルシウムが過剰に含まれてしまい、関節形成の大きな障害となります。多くのフードメーカーはこれらの問題を克服できていないようです。

また、必須脂肪酸やビタミン類など劣化しやすい成分の保存も問題です。
これらの栄養素の劣化産物や、保存料など、あるいはタンパク質の不足やカルシウムの過剰はしばしば健康状態に問題を起こしていますが、他の病気であるかのように誘導する情報が巷には氾濫しています。
劣化しない種類のビタミンや、カルシウム、マグネシウム以外のミネラルは案外問題ないようにも思いますので、メリットが無いわけではありません。

フードの強みと弱点を理解して良いとこ取りをできればよいと思います。

●保存できない栄養素-ビタミンAや脂肪酸について
目や皮膚に必要なビタミンAは、光や熱・酸素に対して非常に弱く、ペットフードとして食べる時には酸化し始めてしまっています。
また、脂肪酸についても、必須脂肪酸のリノール酸やアレルギーを抑えてくれるといわれているオメガ3脂肪酸なども酸化に非常に弱く、ペットフードから摂るのは難しい栄養素です。
これらの栄養を保存された状態で摂るためにはどうしても酸化防止剤を入れないといけませんが、酸化防止剤は発がん性を持っており、動物の体のためには良くありません。
●足りない栄養素-マグネシウムについて
心臓病や、いくつかの成人病の研究では、病気の原因がマグネシウムの不足による物ではないかと考えられ、マグネシウムは他のミネラルとともに健康に欠かせない栄養素です。
しかしながら、マグネシウムがストラバイト結石の原因だという昔のあやまった理解によって、(現在はストラバイト結石の原因は他にあると考えられています)現在でも、ペットフードには、十分なマグネシウムが含まれていません。
●過剰な栄養素-カルシウムについて
カルシウムは健康に良いというイメージで、ペットフードに過剰に含まれていることが多い栄養素です。
しかしながら、カルシウムの過剰は、マグネシウムや亜鉛などのミネラルの吸収抑制を起こすことはよく知られています。


食用オイル